デザイナーの西川伸司氏について語りたい。
平成ゴジラシリーズファンであった自分にとっては
彼が描いたゴジラなどの怪獣のイラストに共感した。
(リアル頭身からデフォルメまで両立している所が良い。)
※お題募集記事の為本文は
一定数コメントが集まった後追加という感じになってます。
特撮無関係の「土偶ファミリー」や「YAT」の印象が強い
ゴジラのメイキング漫画読んで初めて:特撮のデザイナーなんだって知った
「YAT」のヒロインは天上院桂と言う名前だが
「メカゴジラの逆襲」の真船桂から名前を頂いてるんだよね。
氏にとっては永遠のヒロインであるようだ。
土偶ファミリーやじじばばファイトは特撮ネタのオンパレードだぞ。
元ネタ知ってると面白さが倍になる。
ショック死した信楽老を放置してわざわざまた池に帰っていくのを
最近になって「ああ、ゴジラオマージュなんだ」って気づいた…
全部無くしてしまったけど
これだからガキは(昔の自分なんだけど)
あんな短いページ数でよくまとめられるものだと
子供心に感心した思い出w
その著者「MASH」こそ氏の前身。
今でもデザイン画などに付けるサインはMASH。
桂さん隊長!の言い回しが好き
ゴジラもだけど深いメカゴジラ愛を感じる
MASHが同人誌界隈で活躍していたのを知ったのはアニメックなどのマニア誌
こう書くとすげえ昔(笑
それがVSビオランテのデザイン登用にまでなるのだからすごいよねえ
これもご当人のゴジラ伝に詳しい
へドラ相手にスーパーXがカドミウム弾を撃ち込んで、桂が「相手を考えて使え!」って怒るのが印象に残ってる
自衛隊員が「水銀、コバルト、カドミウム‥‥あ!」って気づくのも笑った。
たくさん読めるのかと楽しみにしてたらこれ1作だった
「土偶ファミリー」ってギャグマンガの中で
主人公の服とかにゴジラシリーズの怪獣や怪獣のシルエットが描かれてて
「怪獣好きな人なんだな」って思ったけど、
まさかデザインとかに関わってる人だとは知らなかったな
見た瞬間0.1秒で好きになる格好良さというか
しかも没段階のデザイン画見てると相当苦労したらしいし完成系の秀逸さがより一層感じられる
昔のゴジラ系MOOKにはデザインの変遷がすごく詳しく載ってるが
決定稿まで行くともうそれ以外は考えられなくなるから不思議(笑
このバランス感覚というかGOサインを出す東宝の匙加減も
シリーズ存続に役に立ったのかもしれない。
超星神グランサイザーの漫画版を見た時も「今度はこれのコミカライズか?」くらいの感想だった
でもその後、コミカライズどころかグランセイザーそのものの超メインスタッフだと知って驚いた
(これは『YAT』も同じ)
恐らく、困った質問に対して何か答えようとリップサービス的に返答したように感じられたので、本気で嫌いという訳では無いように思いますが、それでも実際の造形物と自分のデザイン画(デザイン画はもう少し昆虫っぽい顔つきで羽根は6枚ありヘリコプターのようなイメージだったようです)が、あまりにもかけ離れていたことに、それなりに不満はあったようでした。
しかも、同じ怪獣がリクエストされても毎回違う構図。
どの絵も筆ペンの濃淡だけで描いていく。
リクエスト付なので参加者からポーズやシチュエーションの指定があったりするのですが困難そうなお題でも「ああ、行けますよ」と淡々と描いてくれました。
頭に描いた線が見えてるんじゃないかな。
この前発売された呉爾羅二百態という画集でこれまでのサイン会で描いた絵が全て載ってますが、どの絵も良くてずっと見てられます。
ライブドローイングで西川先生の絵に惚れた者の意見でした。
その後よその営業所から出張で来た会社の先輩に特撮好きで意気投合した記念に譲ってしまったけど、その先輩は西川先生知らなくて泣いた…
そういえば月刊マガジンの別冊で「特撮狂時代」という連載をやってたけど、2巻以降は単行本にならないのだろうか(東映のPがクウガを立ち上げるまでの話とかやってた)
真っ白なボードに立体感のある表皮や棘が浮かび上がる様、一気に描ききる集中力と体力。
途中で「誰を描いているのか」が分かる感覚は完成品だと味わえないので貴重な体験でした
宇宙船別冊 SSSS.DYNAZENON (ホビージャパンMOOK 1117) ムック – 2021/10/1
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調べたけどガンディーンのキャラクターデザインとかやってるのね