1: 名無し1号さん
知ってるけど観たこと無かった映画「スーパーマン(1978)」を見たんだ
ちなみにスーパーマンの漫画や映画は一切見たこと無かった
滅茶苦茶面白かった、昔の懐かしいアメリカの風景やノスタルジックな映像でまず引き込まれストーリーにも夢中になったよ
観終えて気づいたことがあるんだ、ウォッチメンやThe boysやインヴィジブルのオムニマンに見られるような「悪のスーパーマン」という設定、それまで俺は斬新だと思っていた
「絶対的な正義の使者である」スーパーマンがもしワルだったら…という「これまでの常識」への逆張り?っていうのかな、それがクールなんだなと思ってたんだよ
しかし結論から言うとこれらの設定逆張りでもなければ斬新でも何でもなかった

©DC

 

引用元: img.2chan.net/b/res/1093994455.htm

2: 名無し1号さん
そもそもスーパーマンの出身母星クリプトン星の住民は正義の宇宙人でもなんでもないんだよな、強権的な全体主義国家であり非常に頭が固く他罰的な人達、体制に不満を持っていたクリプトン人を島流しにするシーンから映画は始まり、スーパーマンの父がクリプトン星の危機を訴えると同じ様に処刑しようとする
こいつらバカだ、となったスーパーマンの父親がせめて息子だけでも助けようと地球に送る、それがのちのスーパーマン
思春期に入ったスーパーマンは学校でいじめられ何度も能力を乱用したい衝動に駆られる、そんな彼だったがケント夫妻のファインプレーによってなんとか人格者に育つ訳だ
つまりスーパーマンは元より絶対的な正義の存在ではないんだよ、ケント夫妻とクラーク自身の努力で正義の味方になれたわけ
育て方を間違えたらスーパーマンことクラーク・ケントもホームランダーやオムニマンみたいなクズに育ってた可能性は否定できないわけで、つまりこれらの作品をスーパーマンへの逆張りと捕らえていたのは間違いだったんだ
その事に気づいてスーパーマンの事が大好きになったよ

 

4: 名無し1号さん
あいつ

 

5: 名無し1号さん
いいよな

 

7: 名無し1号さん
3だっけ
結構しょうもない理由で悪堕ちするの

 

8: 名無し1号さん
>3だっけ
>結構しょうもない理由で悪堕ちするの
模造されたクリプトナイト渡されたせいで心の奥にあった悪の人格が目覚めてしまう
スパイダーマンの心はそれまでに培ってきた正義の心と生来の悪の心が反発し合い分裂状態、肉体も分裂して悪のスーパーマンと正義のスーパーマンに別れてしまう

 

9: 名無し1号さん
1の怒涛の大災害に次ぐ大災害でどうすんだよコレ!できた!のラッシュ気持ち良すぎる

 

10: 名無し1号さん
>1の怒涛の大災害に次ぐ大災害でどうすんだよコレ!できた!のラッシュ気持ち良すぎる
でも一人は救えなかったんだよね…

 

11: 名無し1号さん
そういえばパロディ見たことはあっても元のスーパーマン見たことないな…

 

12: 名無し1号さん
明るいテーマ曲がいいよね

 

13: 名無し1号さん
>明るいテーマ曲がいいよね
途中でスターウォーズやインディージョーンズと混ざる…

 

14: 名無し1号さん
他にもおすすめのスーパーマン映画ある?

 

15: 名無し1号さん
>他にもおすすめのスーパーマン映画ある?
スーパーマンリターンズ好き
スレ画路線引き継いでるのが良い

©DC

 

16: 名無し1号さん
俺はリターンズのラウスも好きだったよ
4作目以降映画が作られなかった期間の長さも込みで好きな映画だ

 

17: 名無し1号さん
私はスーパーマン博士じゃ
長文を書くから我慢して全部読むんじゃ
スーパーマンの故郷クリプトン星はスーパーマンが生み出された一年後の1939年6月に初めて漫画の中で言及されたが当時は”爆発して消えた遠い所にある星”程度の言及であまり設定は深く無かったんじゃ
クリプト星の人々が深く設定されるようになったのはゾッド将軍が初登場した1961年以降じゃった、ライターのジョージ・パップとロバート・バーンスタインはクリプト星人を独善的、強権的ないけ好かない人々として設定したんじゃ、それはゾッド将軍が悪役であるという事に説得力を持たせるとともに、当時文壇で流行っておった「構造主義」を取り入れたものじゃった
構造主義というのは近代哲学における思想の一つで、端的に言えば「人間の主体性」は社会によって作られるというものじゃった

 

18: 名無し1号さん
これは1930年代に同じく哲学者のジャン=ポール・サルトルが提唱した「実存主義」に反論する者じゃった、実存主義とは「人間は自らの主体性によって思う通りの人間になれる」という考えじゃ、しかしその主体性…その人が何を美しいと思い何を醜いと思うか、何を善と感じ何を悪と感じるかは結局その人が暮らす社会によって決定づけられるというのが構造主義の反論じゃった

 

19: 名無し1号さん
例えば人殺しが合法な国で育った人間は人殺しを悪とは思わんかもしれん、まぁこれは極端な例じゃ、人殺しが合法とされる社会は存在しないし、過去に存在したかもしれんが存続できなかったかもしれん、そういう意味で社会のシステムというのはどこの国でもある程度似た形になっていく(これも構造主義の中で説かれておるんじゃ)のだが
やはり社会によってある程度人間の人格や価値観が決定づけられる以上、完全な自由意志によってその人がどの様な人間になるか決定する事はできんということじゃ、その人がやりたいこと、正しいと思う事は結局社会によって刷り込まれている事だということじゃ
クリプトン星の人々がいけ好かない人物である、力を持った人が必ずしも正しいとは限らない、ただしスーパーマンことクラーク・ケントは正義の人じゃ、これこそアメリカの田舎で、ケント夫妻という善人によって育てられたから善人になりました、そういう事をライターは言いたかったんじゃな

 

20: 名無し1号さん
スーパーマン博士…別のアースではスーパーヴィランとみた

 

21: 名無し1号さん
スレ画の映画の解説とその時代までのコミックの解説として
小野耕世のスーパーマンがとぶ!を読むといいと思う

 

22: 名無し1号さん
悪と戦う事がヒーローみたいに言われるけど災害から人を助ける姿の方がスーパーマンには似合う

 

24: 名無し1号さん
>悪と戦う事がヒーローみたいに言われるけど災害から人を助ける姿の方がスーパーマンには似合う
マンオブスティールの海での救助シーンとか好きそう
俺も好き…

 

23: 名無し1号さん
カンザスの農夫夫妻に育てられた田舎のイモい兄ちゃん「だからこそ」底抜けに善人なんですよ
だからスーパーパワーがなくても銃で撃たれて死ぬかもしれなくてもスーパーマンはスーパーマンなんすよ
というのはコミックでも定期的に擦られててもうベタベタなネタなんだけどやっぱ好きだわ

 

25: 名無し1号さん
スーパーマンは一般人にまで写真が普及してなかった時代は平気だっただろうけど
今だとSNSで一瞬で「職場のクラークさんってスーパーマンに顔似てない?」ってバレないの?

 

26: 名無し1号さん
>スーパーマンは一般人にまで写真が普及してなかった時代は平気だっただろうけど
>今だとSNSで一瞬で「職場のクラークさんってスーパーマンに顔似てない?」ってバレないの?
そこはほら…メガネで印象変わるから…
いやでも体格誤魔化すのはもう無理じゃねえかなあ…

 

27: 名無し1号さん
>スーパーマンは一般人にまで写真が普及してなかった時代は平気だっただろうけど
>今だとSNSで一瞬で「職場のクラークさんってスーパーマンに顔似てない?」ってバレないの?
ガタイだけはいい鈍臭いクラークがスーパーマンだってよ!ガハハ!
で終わる
そもそもスーパーマンって普段地球人やってるんじゃないの?って考える人が少ない

 

28: 名無し1号さん
タイツみたいな格好がサマになってるのがすごいわスレ画

 

29: 名無し1号さん
カートゥーンネットワークでしつこくやってたアニメ版の2話がスーパーマンの説明として完璧すぎる
見る手段がねぇ!

 

30: 名無し1号さん
ちょっと前にNHKでやってたスーパーマン一家のドラマも結構面白かった

©DC

 

31: 名無し1号さん
スーパーガールはどういう位置づけなの?
だいぶ前に映画を見たけど魔女がいたような記憶がある

 

32: 名無し1号さん
>スーパーガールはどういう位置づけなの?
いとこ
赤ん坊のクラークを助ける為にちょっと早めにクリプトンを脱出したら色々あって気付いたら歳下のお姉ちゃんになってた

 

33: 名無し1号さん
マンオブスティールしかちゃんとみたことないけど原作?原典?にも
ゾット将軍一味みたいな奴らいるの?

 

34: 名無し1号さん
>マンオブスティールしかちゃんとみたことないけど原作?原典?にも
>ゾット将軍一味みたいな奴らいるの?
いるしゾット将軍の子供もいる
ネグレクトされて育てられたけどまともな子

 

36: 名無し1号さん
>いるしゾット将軍の子供もいる
>ネグレクトされて育てられたけどまともな子
あの星もう追放されたほうがまともに育つんじゃねぇの?

 

35: 名無し1号さん
スーパーマンの例のテーマ曲はやっぱ今も映画に使われるだけあって名曲だと思う
あの曲流しながらヘリ助けるシーン好き

 

37: 名無し1号さん
善良な地球人夫妻に育てられたためヒーローになってくだりは如何なる才能も正しく育てる環境あってこそみたいな思想を感じる

 

39: 名無し1号さん
>善良な地球人夫妻に育てられたためヒーローになってくだりは如何なる才能も正しく育てる環境あってこそみたいな思想を感じる
これはアメリカの宗教観にも通じるものがあるんだよね
アメリカにおける宗教の立場って、要するに道徳や規範を教えるための共通的な価値観みたいなもので実際にはカトリックだろうがプロテスタントであろうが何でも良いんだけど
「正しさ」を求める心が無いとろくな人間にならないよっていう考え

 

38: 名無し1号さん
好きな話だとジョナサン・ケントが息子になんて声をかけて育てればいいか皆目検討つかないんスわ……と牧師に相談したら神はイエスにお前を愛しているし誇りに思うと告げたそうですよってアドバイスした話
結果はこれ

 

40: 名無し1号さん
ちょいちょいケント夫妻がカルエル拾ってなかったらって話があるけどまぁいい方向になったことないね…

 

41: 名無し1号さん
育てられ方がクラークの人間性を作ったのはそうなんだけどクラークが元々持ってる善性もバカでかいから一歩間違えればクズになるとは思わない
どっちかっていうと人々の救済の仕方で変な方向に行く気がする

 

42: 名無し1号さん
>育てられ方がクラークの人間性を作ったのはそうなんだけどクラークが元々持ってる善性もバカでかいから一歩間違えればクズになるとは思わない
>どっちかっていうと人々の救済の仕方で変な方向に行く気がする
それを書いたのがレッドサンだ

©DC

スーパーマン:レッド・サン

 

43: 名無し1号さん
スーパーマンは結果的にアメリカや世界の益になることをやってるというだけで
超人が自分の裁量で正義執行してるのを見過ごしてるのやばくない?という観点もたまにネタにされるよね

 

44: 名無し1号さん
基本的にロイスが死ぬか殺されるとだいたいろくでもないルートに入る

 

45: 名無し1号さん
クリストファーリーブのスーパーマンの良いところはクラーク状態のイモさだとは思う

 

46: 名無し1号さん
>クリストファーリーブのスーパーマンの良いところはクラーク状態のイモさだとは思う
ガタイいいけどどことなく純朴さを感じさせるよね