©円谷プロ
0: 名無し1号さん
今までに登場した科学を用いて犯行に及んだ犯罪者達は動機があったけど、この回の犯人であるマツオという工員の青年は捕まったけど何も語らず、犯行動機が不明のまま話が終わったのでモヤモヤした感じが残ったのと同時に気味の悪さも感じた

 

※お題募集記事の為本文は
一定数コメントが集まった後追加という感じになってます。 

1: 名無し1号さん
後にMATの南隊員やキカイダー01のイチローを演じる池田駿介さんがちょっと嫌な刑事役で出ていたな

 

 

3: 名無し1号さん
ノムが牧さんの命令を無視して屋台で呑気におでんを食べる等、まだまだ未熟な面の描写があったのが印象的だったな

 

14: 名無し1号さん
>>3
牧さんの小野犯人説は正直牧さんの「勘」でしかなかったからね
ノムとしてもあまり気が入っていなかったのだろう
(牧さんが普段理論的に物事を考える人だから余計に)

 

4: 名無し1号さん
ミステリーファイル最終回の「深淵を覗く者」はこの回のオマージュなんだっけ?こちらも犯人の動機が分からないまま終わった気がする

出典:https://m-78.jp/news/n-2354

 

5: 名無し1号さん
怪奇大作戦ミステリー・ファイルの第4話が「かまいたち」のリメイク的なエピソードだったな

 

6: 名無し1号さん
「真面目で、大人しくて、イタチのようなおどおどした目をしたこの男がどうして」と言う牧のこの台詞が印象的だった

 

7: 名無し1号さん
工場勤めと言うとフクシン青年を思い出す

 

8: 名無し1号さん
牧「これがもし流し(の犯行)だとすれば・・・」
町田「参考意見として聞いておく」
今回は珍しく町田警部が牧さんの考えを受け入れていない

 

10: 名無し1号さん
>>8
このやり取りの後自説を実質無視された牧さんが
町田警部の背中に向かって顔を歪めてみせるのも人間くさくていい

 

12: 名無し1号さん
小野松夫は口数が少ないどころか劇中では一言も言葉を発していないんだよね
(強いていうならSRIとの格闘でうめき声を出すくらい)

 

13: 名無し1号さん
小野松夫は職場の上司に苗字の「小野」ではなく
名前の「松夫」で呼ばれているけどそれだけ親しまれていたのだろうか
(本人がそれをどう思っていたかわからないが)

 

38: 名無し1号さん
>>13
昭和30~40年代のドラマや映画を見てると、中小企業に集団就職とかしてきた工員は、親しみをこめて姓ではなく名前で呼ばれることが多かったみたいです。
良くも悪くも、従業員=家族の感覚ですね。
この作品が、それに当てはまるかどうかは、わかりませんが。

 

15: 名無し1号さん
この時代に既に動機なき無差別殺人を子供番組で描いてるから凄いよなあ

 

40: 名無し1号さん
>>15
しかも、たった30分の番組でね。
ラストの取り調べで、刑事たちが「社会に不満でもあるか」と被疑者を怒鳴りつけるのがリアル。

 

43: 名無し1号さん
>>15
このエピソードと、老人の孤独による暴走を描いた青い血の女、刑法39条に踏み込んだ○鬼人間は令和でも通じるテーマよね

 

49: 名無し1号さん
>>15
上原正三先生いわく「カミュ(異邦人)やりたかっただけだったんだよねw」らしいですね
衝動的に犯罪を犯す所謂サイコパス的な犯人像を描きたかったと思われる

 

16: 名無し1号さん
この回で使用した釣り人形が何気にオーバーテクノロジー

 

19: 名無し1号さん
>>16
遠隔操作で歩行できるのはまだいいけど(?)
真空の刃で分解されたのに遠隔操作で復活し再び動き出せるのは凄すぎる
(しかも頭部が前後逆についたままで)

 

50: 名無し1号さん
>>19
K「まさかバドーのロボットでは…?」

 

54: 名無し1号さん
>>16
捕まえた小野に泣きながらマジ切れしているノムの様子から
この吊り人形のことを的矢やさおりはノムに言ったなかったみたいだよね
顔や態度に出やすいノムに教えたら小野に感づかれると思ったのか
張り込みをサボって犠牲者を出しかけたノムへの戒めだったのか

 

55: 名無し1号さん
>>54
たぶんそうでしょう。まあこのシーンと3話後のこうもり男での所長の葬式シーンで号泣するあたり野村が仲間想いのいい奴なのがよく分かるから彼の印象アップに貢献(?)してるよこの人形

 

17: 名無し1号さん
小野の部屋には通信教育の教材、ギター、当時は高価だったテレビなどが置いてあった
彼もどうにか自分に変化をもたらそうとしていたのかもしれない

 

18: 名無し1号さん
リメイクの「深淵を覗く者」ではそれが強調されている感があったけど、
全く動機不明の犯人に対し牧は何となく共感を覚えてる節があるんだよね。
だからこそ辿りつけたというか。
「この建物は裏が抜けている」とか急に話を変えたりするシーン、
そんな自分を自覚してしまったから、という説がある。

 

33: 名無し1号さん
>>18
>「この建物は裏が抜けている」とか急に話を変えたりするシーン
牧さんが自説にむりやり理屈をつけたように感じるよね
(この理屈ならこの建物に関わる人間全員が容疑者になる)

 

20: 名無し1号さん
犯人の小野松夫
見た目はどことなく若い頃のきたろうさんぽい

 

48: 名無し1号さん
>>20
この俳優、
以前はのび太の父の中の人とか、「ルパン三世」のお子様ランチの中の人とか
言われてたけど別人みたい・・・
ちなみに「ルパン三世」のお子様ランチの中の人は、
「光速エスパー」の第二話『大彗星M』でヒカルを誘拐する二人の脱獄囚のひとりをやってた

 

21: 名無し1号さん
犯行シーンはバラバラになった人体が川へ落ちるというショッキングさを一瞬で見せる事によって犯行の異常性と過剰な残酷描写よりインパクト性を強調して不快感を抑えるテンポ良い手法は円谷特撮ならではだと思ってます。

 

30: 名無し1号さん
>>21
犯行現場となる橋の向こうに
「ゴミを捨てないで」と書かれた看板があるのも
何か意味深・・・

 

36: 名無し1号さん
>>30
ロケ地の喜多見は降りた事ないんだよね。隣の狛江はちょくちょく行くけど…

 

45: 名無し1号さん
>>21
あの冒頭で犠牲になる女性を演じていた若山真樹さんは
「怪獣総進撃」でキラアク星人のひとりを演じていたね
セブンのビラ星人回のユシマ博士を乗せていたジェット機のスチュワーデスもこの人

 

22: 名無し1号さん
小野が喫茶店でアロワナのショーを見てひどく動揺するけど
この時小野は
「金魚を喰うアロワナ」に感情移入していたか
「アロワナに喰われる金魚」に感情移入していたかで
意見が分かれているよね
前者なら小野のサツ意にふたたび火がついた、とされているし
後者なら何もできない弱い自分を思い出した、とされている

 

56: 名無し1号さん
>>22
怪奇大作戦大全だとアロワナ=都会、金魚=都会いう空間に呑み込まれてしまった小野自身と解釈されてましたね

 

23: 名無し1号さん
しかし小野は「あの装置」をどうやって用意したのだろう
自力で作成したのか
作成した何者かが渡したのか
何処かで偶然手に入れたのか

 

27: 名無し1号さん
>>23
「通信教育」云々の話題が出てたから其の辺りじゃね?
今ならネットで知識を得るようなモンだろうけど

 

24: 名無し1号さん
張り込み現場を離れたノムの失態をフォローしようとする的矢所長の台詞
「せめて(犠牲になったのが)犬コロだったのが不幸中の幸いだ」
・・・言い方ぁ

 

26: 名無し1号さん
>>24
当時はまだ動物愛護が今ほど根付いてなかったからなあ

 

25: 名無し1号さん
個人的『怪奇大作戦』の最高傑作エピソード。
嘗て滝口令子に容赦ない「音の拷問」を行なった牧だからこそ
サディスティックな犯人の本性に気付き或る種のシンパシーすら寄せてしまうという「危うさ」をも
示唆して牧のアイデンティティに揺さ振りを掛けた問題作。

 

28: 名無し1号さん
>>25
僕も怪奇大作戦ではかまいたちが一番すき

 

29: 名無し1号さん
EDで小野の目がアップになっていき
直後に牧さんの目のアップに切り替わるのは
小野と牧さんがある意味近しい存在であることを表現している、という説もあるね

 

34: 名無し1号さん
>>29
上で書いている方がいますが、リメイク版でその辺を強調したのは、このカットがあったからなのかもしれないですね。

 

31: 名無し1号さん
割れる街灯とバラバラになる女性を見てから裸電球の街灯がトラウマだった。
実際、裸電球の街灯は何かよくないことがおきるアイコンになってると思う。

 

51: 名無し1号さん
>>31
夜に裸電球の街灯へ蛾が集まってくるカットとか
和製ホラーあるあるな気すらする

 

32: 名無し1号さん
「かまいたち現象」が真空によるものなのかどうかは
未だはっきりとはしていないんだっけ

 

35: 名無し1号さん
「霧の童話」も「24年目の復讐」も何処かしら「オキナワ」の翳がチラつくと言うか
上原正三氏の「琉球人」としてのメッセージが無意識に織り込まれてる脚本なんだけど
そういった要素が「かまいたち」の場合は恐ろしく希薄なんだよね。
にも関わらず、現在にも通じる社会派テーマを無理なく見せてあるのが此の回の秀逸な処かと。

©円谷プロ

 

53: 名無し1号さん
>>35
小野の「故郷を離れた孤独な青年」というあたりに自身を投影していたのかも

 

44: 名無し1号さん
作中でも説明されていた「かまいたち」って自然現象として有名だけどたしか実際には人体が切り裂かれるほどの真空が自然に発生する事は有り得ないんだよな。
一見もっともらしく科学的に聞こえるから大幅に広まってしまったけど実は真っ赤な大嘘らしい。
※近年の最も有力な説(というよりほぼ確定)は、寒い所で起きる「あかぎれ」の一種と言うものでその他にも風が巻き上げた葉っぱや石によって生じた裂傷、と言う説もあるらしい。

 

46: 名無し1号さん
怪奇大作戦の「怪奇」って「高度な科学技術による不可能犯罪」の他に「犯罪に手を染めてしまう人間の心理」を示してると思うけど
この作品はそのテーマの極北だよね
犯罪にいたる動機も目的も不明のまま、怪奇の理由は明かされず終わるという……

 

52: 名無し1号さん
>>46
果てしなき暴走に至っては犯人への手掛かりすら消滅して実質的な敗北回

 

59: 名無し1号さん
>>52
しかも、現実のサリン事件よりも早く「毒ガス無差別テロ」を描いてる。
細菌兵器によるテロは1965年の米映画「サタンバグ」があるが、毒ガスによるテロを映像化したのは、世界で初めてでは?
「0011 ナポレオン・ソロ」とかで悪の組織が兵器として使うのは、あったかも知れないけど。
一応、東宝映画「国際秘密警察 虎の牙」1964年では、東南アジアの某国でイペリットガスでクーデターを企むという話はやってる。

 

47: 名無し1号さん
田舎から出てきた町工場の工員にこんなものが造れるのかという疑問が最後までぬぐえなかった

 

61: 名無し1号さん
>>47
そんなこと言ったら最初っからほとんどあり得ないトリックばっかですが…

 

57: 名無し1号さん
懐かしの特命リサーチ200Xのかまいたち現象の検証をした回でこの回の冒頭の殺人シーンが流れてたのを覚えてる

 

63: 名無し1号さん
このエピソードに限らず、よく初期の円谷作品とかで「病んでいる現代を見通していた!」「犯罪でも昔は人間関係が濃厚で人情があった!」とか言う人いるけど、結局人間や社会とか昔から何にも変わってないってことだな。
「理由はないけど、しいて言えば何となく殺したいから殺しました」みたいなやつは昔からいくらでもいただろ。

 

65: 名無し1号さん
>>63
現代人としては耳の痛い意見です。
動機なき殺人、快楽殺人は昔から少なからず存在していたけれど。
怪奇大作戦の時代、昭和40年代には特殊犯罪として見られていた物ですね。
近所付き合いが良く、人と人とが信頼しあっていた世の中だったからこそ際立ったエピソードになったのですね。狙われた町では皮肉られていましたが。
現代では、人の信頼が希薄で「隣に住んでいる人の名も知らない」世の中になっています。
ストレスまみれの人生を生きる中「あの野郎いつか殺してやる!」と心に溜め込み。
それが突然爆発した事で「人がやったとは思えない犯罪」が起きてしまう。
犯人の小野松夫は、その代弁者として描かれた存在だったと思えます。

 

64: 名無し1号さん
怪奇大作戦のエピソード中、本当に実在したら恐ろしい技術の?1。
日本はともかく、軍事大国あたりが小野松夫をスカウトしに来そうな予感。
そして小野も喜んで兵器開発に進んで手を貸しそうな気がするね。

 

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