
©円谷プロ
0: 名無し1号さん
※お題募集記事の為本文は
一定数コメントが集まった後追加という感じになってます。
牧さんの小野犯人説は正直牧さんの「勘」でしかなかったからね
ノムとしてもあまり気が入っていなかったのだろう
(牧さんが普段理論的に物事を考える人だから余計に)

出典:https://m-78.jp/news/n-2354
町田「参考意見として聞いておく」
今回は珍しく町田警部が牧さんの考えを受け入れていない
このやり取りの後自説を実質無視された牧さんが
町田警部の背中に向かって顔を歪めてみせるのも人間くさくていい
(強いていうならSRIとの格闘でうめき声を出すくらい)
名前の「松夫」で呼ばれているけどそれだけ親しまれていたのだろうか
(本人がそれをどう思っていたかわからないが)
昭和30~40年代のドラマや映画を見てると、中小企業に集団就職とかしてきた工員は、親しみをこめて姓ではなく名前で呼ばれることが多かったみたいです。
良くも悪くも、従業員=家族の感覚ですね。
この作品が、それに当てはまるかどうかは、わかりませんが。
しかも、たった30分の番組でね。
ラストの取り調べで、刑事たちが「社会に不満でもあるか」と被疑者を怒鳴りつけるのがリアル。
このエピソードと、老人の孤独による暴走を描いた青い血の女、刑法39条に踏み込んだ○鬼人間は令和でも通じるテーマよね
上原正三先生いわく「カミュ(異邦人)やりたかっただけだったんだよねw」らしいですね
衝動的に犯罪を犯す所謂サイコパス的な犯人像を描きたかったと思われる
遠隔操作で歩行できるのはまだいいけど(?)
真空の刃で分解されたのに遠隔操作で復活し再び動き出せるのは凄すぎる
(しかも頭部が前後逆についたままで)
K「まさかバドーのロボットでは…?」
捕まえた小野に泣きながらマジ切れしているノムの様子から
この吊り人形のことを的矢やさおりはノムに言ったなかったみたいだよね
顔や態度に出やすいノムに教えたら小野に感づかれると思ったのか
張り込みをサボって犠牲者を出しかけたノムへの戒めだったのか
たぶんそうでしょう。まあこのシーンと3話後のこうもり男での所長の葬式シーンで号泣するあたり野村が仲間想いのいい奴なのがよく分かるから彼の印象アップに貢献(?)してるよこの人形
彼もどうにか自分に変化をもたらそうとしていたのかもしれない
全く動機不明の犯人に対し牧は何となく共感を覚えてる節があるんだよね。
だからこそ辿りつけたというか。
「この建物は裏が抜けている」とか急に話を変えたりするシーン、
そんな自分を自覚してしまったから、という説がある。
>「この建物は裏が抜けている」とか急に話を変えたりするシーン
牧さんが自説にむりやり理屈をつけたように感じるよね
(この理屈ならこの建物に関わる人間全員が容疑者になる)
見た目はどことなく若い頃のきたろうさんぽい
この俳優、
以前はのび太の父の中の人とか、「ルパン三世」のお子様ランチの中の人とか
言われてたけど別人みたい・・・
ちなみに「ルパン三世」のお子様ランチの中の人は、
「光速エスパー」の第二話『大彗星M』でヒカルを誘拐する二人の脱獄囚のひとりをやってた
犯行現場となる橋の向こうに
「ゴミを捨てないで」と書かれた看板があるのも
何か意味深・・・
ロケ地の喜多見は降りた事ないんだよね。隣の狛江はちょくちょく行くけど…
あの冒頭で犠牲になる女性を演じていた若山真樹さんは
「怪獣総進撃」でキラアク星人のひとりを演じていたね
セブンのビラ星人回のユシマ博士を乗せていたジェット機のスチュワーデスもこの人
この時小野は
「金魚を喰うアロワナ」に感情移入していたか
「アロワナに喰われる金魚」に感情移入していたかで
意見が分かれているよね
前者なら小野のサツ意にふたたび火がついた、とされているし
後者なら何もできない弱い自分を思い出した、とされている
怪奇大作戦大全だとアロワナ=都会、金魚=都会いう空間に呑み込まれてしまった小野自身と解釈されてましたね
自力で作成したのか
作成した何者かが渡したのか
何処かで偶然手に入れたのか
「通信教育」云々の話題が出てたから其の辺りじゃね?
今ならネットで知識を得るようなモンだろうけど
「せめて(犠牲になったのが)犬コロだったのが不幸中の幸いだ」
・・・言い方ぁ
当時はまだ動物愛護が今ほど根付いてなかったからなあ
嘗て滝口令子に容赦ない「音の拷問」を行なった牧だからこそ
サディスティックな犯人の本性に気付き或る種のシンパシーすら寄せてしまうという「危うさ」をも
示唆して牧のアイデンティティに揺さ振りを掛けた問題作。
僕も怪奇大作戦ではかまいたちが一番すき
直後に牧さんの目のアップに切り替わるのは
小野と牧さんがある意味近しい存在であることを表現している、という説もあるね
上で書いている方がいますが、リメイク版でその辺を強調したのは、このカットがあったからなのかもしれないですね。
実際、裸電球の街灯は何かよくないことがおきるアイコンになってると思う。
夜に裸電球の街灯へ蛾が集まってくるカットとか
和製ホラーあるあるな気すらする
未だはっきりとはしていないんだっけ
上原正三氏の「琉球人」としてのメッセージが無意識に織り込まれてる脚本なんだけど
そういった要素が「かまいたち」の場合は恐ろしく希薄なんだよね。
にも関わらず、現在にも通じる社会派テーマを無理なく見せてあるのが此の回の秀逸な処かと。

©円谷プロ
小野の「故郷を離れた孤独な青年」というあたりに自身を投影していたのかも
一見もっともらしく科学的に聞こえるから大幅に広まってしまったけど実は真っ赤な大嘘らしい。
※近年の最も有力な説(というよりほぼ確定)は、寒い所で起きる「あかぎれ」の一種と言うものでその他にも風が巻き上げた葉っぱや石によって生じた裂傷、と言う説もあるらしい。
この作品はそのテーマの極北だよね
犯罪にいたる動機も目的も不明のまま、怪奇の理由は明かされず終わるという……
果てしなき暴走に至っては犯人への手掛かりすら消滅して実質的な敗北回
しかも、現実のサリン事件よりも早く「毒ガス無差別テロ」を描いてる。
細菌兵器によるテロは1965年の米映画「サタンバグ」があるが、毒ガスによるテロを映像化したのは、世界で初めてでは?
「0011 ナポレオン・ソロ」とかで悪の組織が兵器として使うのは、あったかも知れないけど。
一応、東宝映画「国際秘密警察 虎の牙」1964年では、東南アジアの某国でイペリットガスでクーデターを企むという話はやってる。
そんなこと言ったら最初っからほとんどあり得ないトリックばっかですが…
「理由はないけど、しいて言えば何となく殺したいから殺しました」みたいなやつは昔からいくらでもいただろ。
現代人としては耳の痛い意見です。
動機なき殺人、快楽殺人は昔から少なからず存在していたけれど。
怪奇大作戦の時代、昭和40年代には特殊犯罪として見られていた物ですね。
近所付き合いが良く、人と人とが信頼しあっていた世の中だったからこそ際立ったエピソードになったのですね。狙われた町では皮肉られていましたが。
現代では、人の信頼が希薄で「隣に住んでいる人の名も知らない」世の中になっています。
ストレスまみれの人生を生きる中「あの野郎いつか殺してやる!」と心に溜め込み。
それが突然爆発した事で「人がやったとは思えない犯罪」が起きてしまう。
犯人の小野松夫は、その代弁者として描かれた存在だったと思えます。
日本はともかく、軍事大国あたりが小野松夫をスカウトしに来そうな予感。
そして小野も喜んで兵器開発に進んで手を貸しそうな気がするね。
後にMATの南隊員やキカイダー01のイチローを演じる池田俊介さんがちょっと嫌な刑事役で出ていたな